みなさんもご存知の通り、スターウォーズは実写映画と並び、魅力的なアニメシリーズも展開されています。
その一つである『クローン・ウォーズ』。
エピソードⅡ『クローンの攻撃』とエピソードⅢ『シスの復讐』の間に起こった、クローン大戦を描いた本作。
通称”TCW”と呼ばれ、いまだ人気を誇っています。
そんな『クローン・ウォーズ』に登場する顕著なキャラクター、ダソミリアンの戦士でありシスの暗殺者、アサージ・ヴァントレス。
彼女はテレビシリーズに登場して以来、ファンの間でも人気を誇るキャラクターの一人です。
その一番の人気要因は何と言っても、声優であるニカ・フッターマン(Nika Futterman)さんの驚異的とも言える業績の功績でしょう。
20年以上にも渡り声優として活躍しているフッターマンさんは、以前からテレビやビデオゲームで数々のキャラクターを演じています。
本作でも、ヴァントレス以外のいくつかのキャラクターの声優も務めていました。
サラ少佐
今回はクローンウォーズ10周年を前にして、ニカ・フッターマンさんのインタビューを、ざっくり翻訳してみました!
Q. オーディションについて、そしてその課程について教えてください。
A. オーディションを受けるまで、一体何をオーディションしているのか誰も知らなかったの。
オーディションに行った私は、すぐにアサージのことを気に入ったんだけれど、情報がなかったおかげでキャラクター像は全く想像できなかったわ。
こうして今、当時を思い出したけれど、やっぱり私はこのキャラクターが本当に大好きなの。そのワルな部分に関われたこともね。
私が初めて電話をもらったとき、スタッフは私にシリーズについて教えてくれて、それから(おそらくクローンウォーズを観たことがあるかを)確認してきたわ。
私は 『クローンウォーズ』を観たことがなかったから、キャラクターについて知らなかったの。
全く見当もつかなかったし、存在すら知らなかった。
彼らは、ヴァントレスの興味深いシーンを読み上げてくれたから、どれだけ彼女をワルく演じられるか考え続けたわ。
他にも覚えていることがあるんだけれど、私は4、5回もオーディションに呼ばれたの。
そして、毎回受けるたびに、オーディション参加者が増えていくのよ 。
もしもオーディションに呼ばれなかったとしても、私はきっと受けさせてくれるように頼んでいたわ。
幸いにもその必要はなかったけれどね!
Q. アサージを演じようと思ったきっかけとは?
A. 最初のオーディションの時に、彼女は非常に知的で、イケてるキャラクターだと直感したわ。
私は以前、他のクールなキャラクターを演じたことがあったんだけれど、彼らも同様にとても知的だった。
でもアサージは、それらとは違った。 洗練されていて、私は彼女に何かを感じたの。
そして彼女は、信じられないほど知的で強力な人物だから、もしあの先も続けられていたら、きっと凄かったはずだわ。
(※『クローンウォーズ』は途中、打ち切りになってしまった)
Q. そう、残念な終わりを迎えてしまいましたね。私たちはアサージの物語を見届けることができませんでした。
しかし少なくとも、小説「Dark Disciple」と短編の「Kindred Spirits」を読むことはできますよね?
A. 私は小説は読んでいないけれど、読んだ人が内容を教えてくれたの。
あれはあれなんだけれど、ちょっと残念な展開だったわ。
Q. 私にとってアサージは私にとって最も誠実なキャラクターの1人ですが、彼女は信じられないほどのトラウマを経験していますよね?
A. そうなのよ、そして彼女は信じられないほどの潜在能力を持っているわ。
私が面白いと思ったのは、彼女の変化。
一匹狼のように描かれているけれど、ナイトシスターズに加わったり、グループの一員にもなっているのよ。
Q. デイブ・フェローニ監督との仕事について教えてください。
A. デイブと一緒に働いたことは、本当に素晴らしかったわ。
彼は一人のファンボーイで、その(スターウォーズ)のために生きているからか、とても情熱的なの。
彼との仕事は、とても居心地がよかったし、凄く刺激的だったわ。
彼は、自身の仕事に本当に感謝していて、あくまで自身はその中の一員っていう感覚で仕事に向き合っていたのよ。
多くの人々にとってこれは、あくまで彼らの仕事に過ぎないけれど、デイヴにとってこれは、まさに彼の人生なのよ。
だから彼は本当に積極的にサポートしてくれるし、そんな環境で働くことは本当に素晴らしかったわ。
だから毎回、まさに冒険だったの。
彼は詳細な解説で私たちをサポートしてくれたわ。
Q. アサージ….他の大勢とは異なるキャラクターですが、参考にするものはありましたか?
A. 私はスターウォーズの世界について全く知らなかった少数の一人だったの。
でも多くはファンだったから、彼らに何かを尋ねることができたし、大抵彼らは答えを知っていたわ。
私の場合、彼女を演じるにあたって何も参考にするものがなかったから、とにかく私は彼女なんだというふりをしたの。
何も資料がなかった分、何かを模範する必要がなかったから、ある意味では素晴らしかったと言えるわ。
全く新しいキャラクターだったのよ。
Q. スタジオの舞台裏について教えてください。
A. 素晴らしいシーンをレコーディングするため、ほとんどの間、私たちは一緒に部屋にいたの。
時々、キャスト全員が同じ部屋でレコーディングすることがあったんだけれど、 毎回ではなかったから、それが行われたときはすっごく楽しかったわ。
そしてもし、あるエピソードに出てくる自分の台詞が11行未満だったとしたら、そのエピソードの脚本はもらえないことになっていたの。
彼らは流出を恐れていたのね。
前もってシーンが電子メールで送られてくることもあれば、そうでない場合もあったわ。
だから私は、何の情報もなくレコーディングに到着することが何回かあって、そんな時は収録前、これの以前に何が起こったのか、これから何が起こるのかについて話し合ったの。
マイクがオフになったときは、ジョークを言い合ったり、ジェームズ(アーノルド・テイラー)の演じている姿を見たりと素晴らしい時間を過ごしたの。
彼らは本当に素晴らしいキャストだし、ゲストスポットでも常に素晴らしい声優たちだったわ。
キャストメンバー全員、その環境にいるっていうことが、インスピレーションだったわ。
Q. 本当に悲しい出来事だったけれど、テレビシリーズの終息についてお話しを聞くことはできますか?
A. うまく議論できていれば起こり得なかったことかもしれないわ。
そして元々は、何らかの形で続けられようとしていたのよ。
でも幕を閉じさせるために、小説内でアサージの身に起こった出来事には、誰もがとても悲しんだわ。
その時ディズニーは既に巨大なファンベースを持ってたのに、 打切りにしたのには興味深いわ。
私たちは皆、『クローン・ウォーズ』が本当に大切な存在だったことを知っているのよ。
Q. 振り返ってみて、『クローン・ウォーズ』はあなたのキャリアにおいてどうだったでしょうか?
A. 声優の世界は他とないわ。
それはカメラで撮るドラマのようなものではないの。
ギークなことを愛する人々が賞賛され、熱狂的なファンであるがために報酬を受けるの。
アサージは私が演じてきた中のトップのキャラクターだったわ。
スターウォーズの世界の一部になることができたのは、歴史の一部になった気分になるの。
そしてスターウォーズの女性キャラクターたちはとても素晴らしいと思う。
そんなフランチャイズは他にはないと思うの。
その一部となれたことは驚くべきことだし、スターウォーズ・ユニバースの女性キャラクターになれたことはとても素晴らしいわ。
Q. スターウォーズの女性キャラは、いま間違いなく人気が高まっていますし、アサージも間違いなく人気があると思います。
A. みんな、アサージのスピンオフシリーズを作るべきだと思うわ!
サラ少佐
ヴェントレス姐さん!!!
声優を務めたニカさんの話を聞き、今すぐまた『クローン・ウォーズ』が観たくなってしまいました!
より一層、アサージが魅力的に思えること間違いありません!
私はスターウォーズのアニメの大ファンでもあるので、今回もとっても楽しく書かせて頂きました!
それはそうと、アニメシリーズといえばもう一つ代表的なのが『反乱者たち』。
エピソードⅣ『新たなる希望の』5年前を舞台に、反乱軍部隊の活躍を描いています。
公式サイトでは常時、反乱者たちに登場する悪役選手権も開催されているので、ぜひお気に入りのヴィランに投票されてみてはいかがでしょう?
サラ少佐
私は、帝国軍の青い彼……ことスローン大提督に一票を入れてきました!
参考:http://www.theforce.net/story/front/Celebrating_10_Years_Of_Lucasfilm_Animation_180936.asp
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